肥満症を予防・改善するための運動療法

肥満症を運動で治す

 わたしたちが活動してエネルギーを消費するとき、基礎代謝とエネルギー代謝の2種類があります。基礎代謝とは、生命を維持するために使われるエネルギーで、筋肉で燃焼されます。基礎代謝は、体を動かさなくても消費されます。一方、エネルギー代謝とは運動したり、体を動かすことで消費されるエネルギーです。
 この2つの代謝を増やすことが肥満解消につながります。
 基礎代謝を増やすためには、筋肉の量を増やすことです。筋肉の量が増えれば、燃焼させる脂肪の量が増えます。からだを動かさずとも消費されるので、筋肉のアップは効率的な減量を実現させます。このため、肥満解消のための運動は、筋肉をつけるものも取り入れるとよいでしょう。
 腹筋や腕立て伏せ、縄跳びなどの筋肉をつける運動と、ウォーキングや水泳などの有酸素運動を組み合わせて運動すると、効率的に肥満を改善することができます。