動脈硬化症を引き起こす主な原因にはどんなものがあるのでしょうか

動脈硬化症の主な原因

 動脈硬化症の原因は、遺伝や老化現象としての促進以外に、食生活を含む生活習慣によるもの、他の病気が原因で進行するものなどがあります。
 近年、急増しているアテローム性動脈硬化症は、食生活や生活習慣の影響が大きいと考えられます。食生活の欧米化に伴う、コレステロールや動物性脂肪の多い食事、摂取エネルギーの増加、偏食による食物繊維などの不足、運動不足、ストレスの増加、喫煙などが、動脈硬化の増加に大きく影響しているのです。こういった食生活や生活習慣は、高血圧、高脂血症、糖尿病など、他の生活習慣病も増加させ、これらの病気が動脈硬化を促進させることともなります。
 普段の食生活や生活習慣を改善することが、動脈硬化症の治療、予防へとつながります。